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プロテインとBCAA、EAAの違いとは?コスパの良い使い方も徹底解説

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プロテインとBCAA、EAAの違いとは?コスパの良い使い方も徹底解説

プロテインとBCAA、EAAの違いが分からない!どれも変わらなそうだし、プロテインだけじゃダメなの?

筋トレを始めるとそんな疑問が湧いてきますよね。

簡単に言うと、それぞれ飲むタイミングを適切に使い分けることで、筋肉の成長をより促進できます。また、摂取タイミングを知ることで金銭的なコスパも向上できるんです。

作業療法士免許を持ち、筋トレ歴5年の筋肉オタクの私が分かりやすくまとめました。

以下の流れで解説していきたいと思います。

簡単な概要

  • タンパク質とアミノ酸に触れ
  • プロテインとBCAA、EAAの特性をそれぞれ解説
  • それぞれの適切な摂取タイミングの解説

この記事を読むことで、プロテインとBCAA、EAAの違いが分かるようになります!

そして、プロテインがより好きになり、筋肥大促進の近道になることでしょう。

タンパク質とアミノ酸

プロテインとBCAA、EAAの話をするにはまず、タンパク質とアミノ酸について、軽くでも知っておく必要があります。できるだけわかりやすく解説していきます。

人体のタンパク質を構成する20種類のアミノ酸は、9種類の必須アミノ酸と、11種類の非必須アミノ酸に分類されます。

20種類すべてが私たちにとって必要不可欠な栄養素。

20種類のアミノ酸のうち、1つでも欠けていたらタンパク質は合成できないんです。

必須アミノ酸は、体内で十分な量を合成できず、食事で摂取する必要があることから『必須アミノ酸』と呼ばれます。

非必須アミノ酸は、体内で合成することができることから『非必須アミノ酸』と呼ばれます。

以下に、必須アミノ酸と非必須アミノ酸の種類を挙げます。

必須アミノ酸の9種類

バリンロイシンイソロイシン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、スレオニン、ヒスチジン

  • バリン、ロイシン、イソロイシンの3つがBCAAと呼ばれています。

非必須アミノ酸の11種類

アルギニン、グリシン、アラニン、セリン、チロシン、システイン、アスパラギン、グルタミン、プロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸

それぞれのアミノ酸の働きについては割愛しました。

タンパク質の分解と吸収

食事で摂取したタンパク質は、そのまま体のタンパク質になるわけではないんです。体内で分解され、先ほど紹介したアミノ酸になってから吸収されます!

①胃⇒ ②十二指腸⇒ ③小腸⇒ ④肝臓

この順番で分解されます。アミノ酸に分解され小腸⇒肝臓に運ばれたアミノ酸はタンパク質などの材料に使われる。

このような順番を経るため、普段の食事は4~6時間も吸収に時間がかかります

アミノ酸プールの役割

肝臓に運ばれたアミノ酸はタンパク質などの材料になると言いましたが、すべてのアミノ酸がすぐにタンパク質となるわけではないんです。

その多くはアミノ酸のまま肝臓から血管を通じて、『アミノ酸プール』に送られます。

アミノ酸プールとは簡単に言うと、アミノ酸の貯蔵庫だよ♪

貯蔵庫となっているのは、主に筋肉と血液。新陳代謝に必要なアミノ酸をいつでも使えるように一定量をストックしています。

そして、筋肉は常に分解と合成を行っています。その為、アミノ酸プールのアミノ酸がタンパク質として使われれば、減った分のアミノ酸は、食事や筋肉の分解で補充されます。

た、た、大変だ。筋肉が分解されたら、せっかく鍛えた筋肉が逆に減っちゃうじゃないか…

そうなんです!そうならない為にも、食事から栄養を摂ることが大切

筋肉をつける合成の為にも、なにより筋肉の分解をいかに防ぐかが筋肥大には必要です。

アミノ酸スコアの重要性

アミノ酸スコアという言葉を聞いたことがありますか?

9種類の必須アミノ酸がバランス良く含まれている良質な食材が、アミノ酸スコア100になります。

アミノ酸スコア100の例

  • 肉類(鶏、豚、牛)
  • 魚類
  • 牛乳
  • 大豆

※精白米や小麦は低いスコア。また、魚類といってもタコ、エビ、カニ、貝類は70~80程度

話を戻します。

筋タンパク質の合成でアミノ酸プールから必須アミノ酸と非必須アミノ酸が使われると、各アミノ酸は減少します。減少した分を補充しないと新たなタンパク質の合成はできません。

非必須アミノ酸は体内で合成できるので、摂取する必要があるのは必須アミノ酸ということになります。

食事からタンパク質を摂っても必須アミノ酸の含有バランスが悪いと不十分。

9種類の必須アミノ酸をバランス良く摂取して、初めてタンパク質の材料になります!!

ここからが大事ですよ!

例えば、9種類の必須アミノ酸のうち8種類は、アミノ酸スコアが100でも、

そのうち1種類のアミノ酸スコアが50なら、最も不足している50のアミノ酸のレベルまでしか合成できないんです。

いかに必須アミノ酸をバランス良く摂取しないといけないかが分かりますね!

ここまでの簡単なまとめ

  • 食事からの摂取では吸収に4~6時間と時間がかかる
  • 常に筋肉は分解と合成がされている
  • 筋肉の分解を抑え、合成を高めることが筋肥大には必要
  • 分解<合成には必須アミノ酸の摂取が必要
  • アミノ酸スコア100の摂取が不可欠

プロテインとBCAA、EAAそれぞれの働き

ここからが本題です!

プロテインとBCAA、EAAは何が違うんでしょうか?

それぞれの特性を見ていきましょう。

プロテイン

まず、プロテインには大きく分けて3種類あります。

◇ホエイプロテイン ◇ソイプロテイン ◇カゼインプロテイン

一般的にプロテインといったら、ホエイプロテインを指します。その為、ここでいうプロテインの説明もホエイプロテインと思ってください。

プロテインとは

  • 日本語に訳すと、タンパク質。そのままです。
  • タンパク質の摂取を目的としており、筋肥大に効果的です。
  • アミノ酸スコア100を満たしている商品がほとんど
  • 粉末状であり、吸収までに1~2時間と早い(もちろんホエイの場合です)
  • タンパク質の含有量が多い

飲むタイミング

  • 起床時
  • 筋トレ1時間目
  • 筋トレ直後
  • 昼食と夕食の間など(3~4時間おきがベストなので)
  • 就寝前

BCAA

BCAAとは、9種類の必須アミノ酸のうち、バリン、ロイシン、イソロイシンのこと指します。

9種類バランス良く摂らないと意味ないんじゃないの?

よく覚えていましたね!実は摂取するタイミングで効果を得られます

私たちの筋肉は絶えず分解と合成がされていると話してきました。

筋トレなど激しい運動をすると筋タンパク質の合成反応が高まり、このタイミングでプロテインなどを摂取すると筋肥大の効果があります。しかし同時に、栄養が枯渇し筋肉を分解し始めているのです。

特にアミノ酸の中でも、BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)がエネルギー源として利用されるんです。

ということは、筋トレ中にBCAAを飲めば筋分解を抑制できるってことか!

その通り!

筋トレ中は、特にBCAAがエネルギーとして利用されてしまい、不足分は筋肉を分解して使おうとしますので、BCAAを摂取することで筋肉の分解を抑制でき、結果的に合成の促進につながります。

BCAAの特性

  • BCAAは9種類の必須アミノ酸のうちの3種類(バリン、ロイシン、イソロイシン)
  • 吸収速度が30分程ととても速い。アミノ酸なので消化の必要がなく小腸に直接到達するため
  • タンパク質の含有量がプロテインに比べたら少ない

飲むタイミング

  • 筋トレ前
  • 筋トレ中
  • 筋トレ後

EAA

EAAとは、9種類の必須アミノ酸が全て入っています。

なぁーんだ。BCAAじゃなく、これだけでいいじゃん。むしろプロテインもいらなくね?

プロテインは最強!

それぞれに役割があるから説明するね!

EAAの特性

  • EAAは9種類の必須アミノ酸が全て入っている
  • 吸収速度が30分程ととても速い。アミノ酸なので消化の必要がなく小腸に直接到達するため
  • タンパク質の含有量がプロテインに比べたら少ない

BCAAに似てるね!

吸収速度が速いのは同じだね。

しかし、飲むタイミングが大事だよ!

EAAを飲むタイミング

  • 起床時
  • 筋トレ前
  • 筋トレ中
  • 筋トレ直後

BCAAとEAAの比較

  • BCAAは筋トレ中と筋トレ後に飲むのでがベストでした。運動中に特にBCAAが消費されるため。
  • 起床後は栄養が枯渇していますので、EAAで全ての必須アミノ酸摂取が理想的。
  • EAAを飲めるなら筋トレ前後や筋トレ中にも飲んでも効果的

結局EAAだけでは足りない?

  • BCAAとEAAの最大の目的は筋分解を防ぐこと!結果筋肉の合成促進につながり大切。
  • しかし、タンパク質の含有量が少なく筋合成するのに不十分
  • EAAを飲むタイミングの起床時と筋トレ前、筋トレ直後にはプロテインを飲むのが効果的
  • むしろプロテインを飲まないで、アミノ酸だけでは筋肥大の効果は足りない

アミノ酸で筋分解を防ぎ、プロテインで筋合成をさらに高めるのが正解なんだね!

その通り!

整理するためにも理想的な飲み方の例を挙げるね♪

プロテインとBCAA、EAAの理想的な飲み方

ボディビルの選手たち

理想的な飲み方まとめ

  • 起床時 EAAとプロテイン
  • 筋トレ前 EAA
  • 筋トレ中 BCAAかEAA
  • 筋トレ直後 BCAAかEAAを先に摂ってから、プロテイン
  • 昼食から夕食の間など プロテイン
  • 就寝前 プロテイン(カゼイン)

筋トレを真面目にやって、このタイミングで摂取して、睡眠をしっかりとる。しかもリアルフードも内容とタイミングを完璧にする。

これができたら大会に出れますね。

事実、ここで2つ問題があります。

①習慣にできるか

②財布との相談

①の習慣は、この記事を見に来るくらい熱心なあなたなら大丈夫でしょう。

しかし、本題は②です。

便利なEAAは高いんです。

私が愛用している、マイプロテインから引用しますね。

EAA
R5.10.20現在
BCAA
R5.10.20現在

価格は変動することもあるかと思いますので、気になる方は直接ご確認をお願いいたします。

どちらとも250gの値段です。

EAAでいえば1回に約9g摂ります。1日4回取れば、約36g。1週間ほどでなくなる計算になります。

効果がある分高いんだね…

オーシャンはどうしているのか?

結論からいうと、ホエイプロテインしか飲んでいません。

EAAやBCAAを試したことはありますが、正直言うと財布が泣き始めたので辞めました。

マイプロテインはセールが多いので、安いときに買うとプロテインが1㎏あたり2000円しないときもあるので、コスパが良いんです。それに美味しいので。

また、プロテインを飲むタイミングを意識することで十分に筋肉の成長が感じられています。

プロテインの飲むタイミングについては、以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。

とは言っても、EAAやBCAAは上手く使うとより効果的だと思いますので、興味とお財布に余裕がある方は利用してみてもいいと思います♪

また、飲む回数についても起床時のみEAA、筋トレ中のみBCAAというのもコスパが良い利用方法だと思います。

マイプロテイン公式はこちら

結論

コスパ最強の飲み方

  • 起床時 EAAとプロテイン
  • 筋トレ1時間前 プロテイン
  • 筋トレ中 BCAA
  • 筋トレ直後 プロテイン
  • 昼食から夕食の間など プロテイン
  • 就寝前 プロテイン

文献


体づくり・筋肥大から体脂肪低減まで 筋肉をつくる食事・栄養パーフェクト事典|岡田 隆・竹並 恵里
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筋トレ歴5年の作業療法士です。20㎏のダイエットに成功しました。それゆえに、正しい筋トレ方法や栄養の摂り方、ダイエット方法を熟知しています。当ブログではそんな筆者が、専門性を持って筋トレやダイエット方法、栄養の摂り方について執筆しております。

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